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トップページ >> 電気・通信・分解 >> コレガネットワークカメラ CG-NCPTちょっぴり解析(ソフトウェア編)

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 忠津鉄工所には、2年ほど前から、オホーツク海を中継するライブカメラシステムを取り付けらています。これは、常呂町ブロードバンド計画を進めていく上で、試験的にあちこちにライブカメラを配置し、今の様子を中継しようという安易な発想で、あちこちに構築しています(個人的な最終目的は、サロマ湖の夕陽を中継することだったりします)。忠津鉄工所のシステムは、もらい物のUSBカメラ+Pentium 133MHzのノートパソコンという構成でした。もともとWin95なこの機械に、無理矢理Win2000を入れてListCamを動作させておりました(一応、クロックアップ術を施してなんとかライブカメラシステムとして・・・)。オーバーロードも甚だしい状態で運用しておりました。ついに、このパソコンが昇天し、代替機種を探さなければなりません。
このパソコンは、寝室に置いてあったためデスクトップ型は却下となりました(轟音デスクトップなら、どっからでも持ってこれるんですが・・・)。

 そこで、私はあんまり好きではないコレガネットワークカメラCG-NCPTが、コレガダイレクトショップで安いという事で、購入して導入することにしました(コレガとは、L2インテリジェントスイッチCG-MSW12EXの件でかなり激しくやり取りをした経緯があります。当初は不具合を認めず、ファームの改修を行ったのが約1年後。WEBページではまだ公開していないようですが、先日メールで送られてきていました。でも、私の方は既に、OEM元であるアライドテレシンAT-8012Mのファームを導入して不具合を解消しています。ネットワーク機器において、不具合の改修速度はとっても重要だと思いますが、1年程度も放置されるのにはちょっと・・ですね。まぁ、コレガ製品を買う方が既に負け組という話もチラホラと・・でも、安いんだもん ^^; たなみに、親会社のアライドテレシスも北海道の営業は態度悪いです。面談に来るという話だったのですが、その後音沙汰無し。こちらからどうなってるんだというメールにも一切応答せず。子会社も子会社なら、親会社も態度悪いですねー。製品が故障したときの対応も、こんな感じなんでしょうかねぇ。保守付けないと、怖くて買ってられませんね。(もともと、保守付けない運用もどうかと思うんですが))

 話は脱線しました。
さて、このCG-NCPT、ハングアップします(こちらで入手した個体/環境においては)。ftpで自動アップロードをしておくと、2時間〜8時間程度で、ping応答もしなくなります (T_T)。困ったものです。
こちらについては、コレガの某T氏に直接メールを送っておりますが、音沙汰無しです(また送って2日目ですけど ^^;)。

 仕方ないので、ファームの解析を行って、メーカーの返答待ちをすることにします。

CG-NCPTですが、OEM元はCellvision System Inc.のようです。ファームをもっと詳しく見ていくと、D-Linkの文字も見えますので、あちらこちらの技術が入っていそうです。
OEM元では、光学ズーム機能付きやMPEG4配信機能付きの製品もでているようです。こっちの方が魅力的ですね(どこかで輸入しないですかねぇー)。

 さてさて、いろいろと見ているうちにわかったこと。

○NTPサーバは決め打ち。勝手にあちらこちらのNTPへアクセスするようです。
 →せめて、NTP接続先は自由に決められるようにして欲しいですね・・。アクセス間隔も。ファームで対応は容易だと思うんですが・・・。

○色々と、隠れたHTMLがある。
 →こちらは、いろいろと面白いものがあります。実際に自由にいじれるCG-NCPTが無いので(既に本運用に入ってる・・ハングアップしますけど・・ (T_T))詳細はまだ載せられません。コレガさんで貸し出してくれないかなぁ・・(無理か)

○画像データをhttpプロトコルで取り出せる
 →http://(製品のIP)/IMAGE.JPG で、設定した間隔で撮影した生のJPEG画像が取り出せます。


当初は、CG-NCPTのFTPの実装がタコスケでハングアップすると思っていたので、CG-NCPT自体のFTP機能を使わず、直接IMAGE.JPGをhttpプロトコルで取り出し、FTP転送を別の機械(PC)で行えば、ハングアップは回避できるのでは・・と思い設定。

おお、なんか調子よく画像が転送できるではありませんか。ハングアップもしないと。
と、思っていた矢先、CG-NCPT君はやっぱりハングアップ。ちょうど7時間後のできごとでした・・・。

どうも、製品個体差(不良?)っぽい気が、ムクムクとしています。中古品やオークション品だったら、即座に分解してネットワークチップにオシロをかけたい所ですが、買って間もないことや、私の所有物ではないこともあり、おとなしくコレガの対応待ちという事にしています。

はやく返答来ないかなぁ・・・

(2005.09.28追記)
問い合わせてからちょっとやり取りがあり、新品と交換してもらいました。
すると、今までハングアップしたりするのが嘘のように!!安定動作しています。

製品個体差なのか、初期不良なのかは定かではありませんが、今現在の安定性を見る限りでは、十分に使えると思います。

で、タイムスタンプなどを入れる機能がないので、サクサクっとプログラムを作り、
CG-NCPTから画像を抜き出す → 3種類の大きさの画像を作る → タイムスタンプを入れる
という作業を行い、便利に活用させていただいております。
 そのうち、このプログラムは公開したいと思っていますが、、、なにぶん多忙なもので・・・。
今のプログラムのままだと、タイムスタンプに「忠津鉄工所」と入ってしまいますが ^^;


CG-NCPTから静止画を抜き出して、適当なサイズの画像を作ってタイムスタンプを入れるプログラムと、
DT-FTP (こちらのページを参照してくださいね) という、定期FTPアップロードソフトウェア。


 どんな具合に仕上がっているのかは、忠津鉄工所のホームページの「ライブカメラ」のコーナーを見てみてくださいね。