ソニーハンディGPS HGR3車載用台座に電源を!


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(update 2001/01/13)

 ソニーの2代目ハンディGPS、HGR3。当初はGPSの受信が不安定で、ソニー送りとなりました(シリアル番号330)。しかし、修理が完了(交換になったので、シリアルが変わった)してからは衛星補足までが平均1分程度で一度捕捉するとロストも少なく、なおかつ電池の持ちも良い「スタミナ」性能を発揮しています。

 添付されている車載用台座(アダプタ)には、電源供給部(電池ボックス)が無く、パソコンのUSB経由で電源を供給するような設計となっているようです。でも、車の中だってパソコンでなくて電池でログをとりたいときもあるはずです(私はある)。そこで、形状に注目して簡単な電源供給の仕掛けを作ってみました。

 お約束。HGR3裏面の端子は4本出ています。うち2本は電源ですがそのほかの2本はシリアルデータを出力しています(単体では、RS232Cに接続できないが、レベルコンバータ回路を介せばRS232Cにも出力できる)。また、端子の間隔が狭いため、ショートした時点でHGR3を破損する場合があります。これらの情報を参考に自分のHGR3に手を加える場合、必ず自己責任において行ってください。仮に破損したとしても、私の方では一切責任は負えません。また、メーカー推奨の使用方法ではなくなりますので、今後の修理や保証などは受けられいかもしれません。このあたりを必ず理解してください。

 用意するものは、0.2mm程度の鉄板がごくわずか、導線、電池ボックス、接着剤です。鉄板加工にニッパーなどの工具が必要です。
今回は回路などというのはありません。写真を見てもらえばわかると思います(苦笑)。そう、車載台座に電源供給用の鉄板をつけて、そこに銅線を半田付けして電池ボックスに接続するだけです。

 金具を固定する前に、電池ボックスに電池が入っていないことを十分確認して、絶対に端子部同士がショートしていないかを確認してください。また、4つのピンがあるうち、内側の2本が電源です。(持ち歩き用の電池ボックスを参照してください)


全景。HGR3と銅線と電池ボックス。
なぜかVaioC1も(笑)

搭載部のアップ。

HGR3の端子部は狭いので、鉄板の大きさに注意。

鉄板の先を細くして、ショートしないように加工しています。
左側が−、右側が+。極性は絶対に間違わないように。

 鉄板の接着には、合成ゴム系接着剤を使用しました(かなり年代物・・・)。接着する前にアルコールで接着面をきれいに拭い、台座の接着部分も拭いてください。使用した接着剤は接着面両方に薄く塗布し、5分程度たってから一気に加圧して接着するタイプです。

 接着後、大きめの半田ごてを使用して一気に銅線を半田付けします。

 電池ボックスを接続するとき、電池の極性に注意してください。台座を上記の写真のように見て、左側が−、右側が+です。

 これで、車の中でも電池をつないでログ取りができますね。

 まだまだ拡張性を付加できる設計になっているような気がします。もしかしたら、ソニー純正の車載用アダプタ2が出るのかもしれません?(出て欲しいなぁ。ついでにシガーの+12Vから電源取れれば言うこと無いかな。電池も併用できて、シガーの供給がなければ電池で記録といった芸当ができると、簡単な車両管理なんかにも使えそう。)

 USB接続できない場合のシリアルアダプタなんてのもいいかもしれません。
いろいろ楽しみである、HGR3です。